今までの在宅介護から、入院や施設の入所などで環境が変わる時期があります。
若しくは介護にも必ず終わりがあります。
そうやって自分の時間に余裕の出来た人が、そのタイミングで社会復帰する人も多いと思います。
休職していた元の仕事に戻る人もいれば、別のジャンルに再就職やアルバイトを考える人もいるのではないでしょうか。
せっかく介護の経験をしたので、介護に携わる仕事がしたいと思った人も多くいます。そんな人は、介護の仕事について情報を集めて、ある程度計画を立てて行動することをお勧めします。
介護職は大変な割に給料が低い傾向にあるようで、離職率も高い職業です。
どうやったら介護職でも年収アップするか、長く続けられるのか、あらかじめ知っておくと同じ職業の人達とも差が付き、仕事を続けるモチベーションにも繋がります。
介護していた人には特に再就職の応援をしたい私です。どうぞ最後までお読みください
介護職の年収ランキング
| 施設・事業所名 | 平均給料(常勤) | |
| 1位 | 介護老人福祉施設(特養) | 191,530 |
| 2位 | 訪問介護事業所 | 186,960 |
| 3位 | デイサービス | 180,540 |
| 4位 | 特定施設入居者生活介護事業所 | 180,500 |
| 5位 | 介護老人保健施設(老健) | 177,670 |
上の表に示されているのは給料(基本的な報酬)です。
給料に夜勤手当や資格手当、残業代などを上乗せした金額が給与となります。
給与で比較してみると
| 施設・事業所名 | 平均給与(常勤) | |
| 1位 | 介護老人福祉施設(特養) | 350,430 |
| 2位 | 介護老人保健施設(老健) | 338,920 |
| 3位 | 特定施設入居者生活介護事業所 | 322,020 |
| 4位 | 介護医療院 | 312,600 |
| 5位 | 訪問介護事業所 | 306,760 |
となります。
1位は変わらず介護老人福祉施設(特養)ですが2位からはガラリと順位が変わりましたね。
給料(基本給)は5位だった介護老人福祉施設ですが、手当てが多くついた為、給与ランキングでは2位に浮上しました。
ではこの施設の違出を見てみましょう。
介護老人福祉施設(特養)と介護老人福祉施設(老健)の違い
ここで特養と老健の大きな違いをザクっと述べると、医師の常駐、そして夜勤の看護師の有無です。
特養では、夜勤は主に介護士が行い、必要に応じて看護師は電話で対応したり、緊急時に駆け付けたりします。
老健は、医師が常駐して夜間に看護師がいるわけですね。
給与の金額が多くなるには、こなす仕事の内容や負担する仕事の量などが関係しているのが分かります。
介護職は年収が低いと言われますが、働く場所によって大きく変わるので一概には言えません。
ただし、金額だけを見て就職を決めると、後でこんなはずじゃなかったと後悔する可能性もありますので注意しましょう。
ある程度仕事の内容を把握したうえで、自分が納得できる報酬と仕事内容のバランスを考えて決めることが理想的です。
介護資格には主にどんなものがあるか
介護業界においてキャリアアップしていく順番としては、
介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士 が基本です。
それぞれの資格について見てみましょう。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修とは、介護職の入門的な位置づけの資格です。
介護の基本的な知識や技術が身に付き、またそれを修了することでそのスキルを証明できます。
【介護職員初任者研修】の資格取得にかかる費用、期間
かかる費用は 3万~15万円。
受講するスクールによって違いますが、資格取得に必要な期間はおよそ1~4ヶ月です。
ホームヘルパー2級との違い
2013年に制度変更があり、ホームヘルパー2級(訪問介護員養成研修2級課程)は、
介護職員初任者研修という資格になりました。大きな内容の変更は次の4点です。
・筆記試験の追加
・認知症ケアについての科目の追加
・30時間に及ぶ施設実習の廃止
・大幅な介護実技演習の増加
メリット
事業所によっては資格手当があたり、無資格の人と比較すると給与に3万円近くの差がつきます。
取得すると有資格者の監督がなく身体解除を行えます。自分も知識があるし、他人に頼らずのびのびお仕事ができますね。
介護初任者研修は、まさに介護職員としてのキャリアの第一歩を築くことが出来ます。基本的な知識やスキルを身につけた事で大きな自信がつきます。
介護職員初任者研修を活かせる場所
デイサービス
訪問介護
グループホーム
特別養護老人ホーム
介護付き有料老人ホーム
などがあります。
介護福祉士実務者研修
実務者研修は、介護福祉士国家試験を受験する上で必須の受講するべき講座です。
それだけでなく、より質の高いサービス提供のために実践的な知識の向上と技術の習得を目的としています。
認知症という病気の知識や、介護職員として働くために必要な介護過程の展開を学べます。
介護の専門家として働き続けるために必要なスキルを磨くことが出来る講座です。
介護福祉士
介護福祉士の資格は国家資格で、介護業界において唯一のものです。
介護スタッフを指導する役割を担い、自らも介護のプロとしてのスキルを活かして、いろいろな現場で広く活躍しています。
介護福祉士の資格を取得するには3つのルートがあり、それぞれによってかかる費用や期間が異なります。
実務課程ルート
実務課程ルートは、介護の仕事と並行して資格取得ができます。
介護の資格が無資格の場合 約10万円
初任者研修がある場合 8万円程度
介護福祉士実務者研修を取得済みで実務経験3年(1095日)以上
、従業日数が540日以上あることを条件に介護福祉士国家試験を受験する資格が与えられます。
養成学校ルート
介護福祉士養成学校を出て介護福祉士になるルートです。学費が100万円~150万円ほど。2017年からは養成学校を卒業するだけでなく、国家試験の合格が必須になりました。
高校の福祉課程ルート
高校の福祉課程の修了後、介護福祉士を目指すので高校の学費が費用になります。
いずれの資格も取得することで大きな自信がつき、仕事のモチベーションにも繋がりますね。
どうせなら給料も多い方がいいに決まっています。まず自分がどんな働き方が出来るか考えてみましょう。
そして働きながら資格取得する計画を立ててみてはいかがでしょう。
介護以外の仕事を始めようとする人も、今まで大変な介護を頑張ってきたからこそ、社会復帰することに自信を持ってください。
介護に費やした時間は、決してブランクなんかではありません。


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